第40回全国大会 広島大会
大会テーマ「三本の矢 平和と革新と伝統継承 ~来んさい広島へ~」
The Youth Division of the All-Japan Federation of Pickles Cooperative Associations held its 40th National Convention in Hiroshima.
第40回全国大会 広島大会 概要
開催日・主催・テーマ
開催日 | 2022年10月14日 |
主催 | 全日本漬物協同組合連合会青年部 |
大会テーマ | 三本の矢 平和と革新と伝統継承 ~来んさい広島へ~ |
広島県で行われた第40回全国大会は、伝統産業としての漬物業界の現状や未来を考え、業界のさらなる発展を目指して開催されました。「三本の矢」というテーマに基づき、平和の重要性、革新の必要性、そして伝統を次世代へ受け継ぐ意義が議論されました。
大会の主な内容
1. 開会式・来賓挨拶
大会は、藤井緑生実行委員長の宣言により開会しました。広島県出身で自由民主党漬物振興議員連盟顧問の岸田文雄内閣総理大臣はビデオメッセージを寄せ、「漬物が日本の伝統文化を支える重要な食品であり、若い世代の皆さんがその発展を牽引することを期待している」と述べました。
また、湯﨑英彦広島県知事は「広島菜は日本三大菜漬として知られており、その成功には地域の努力があった」と感謝を示し、広島の文化や平和への思いを参加者と共有しました。
2. 基調講演
オタフクホールディングス株式会社の佐々木茂喜社長が「日本的経営を目指して」をテーマに講演を行いました。佐々木社長は、同社が地域文化を守りつつ革新を進めた取り組みを紹介し、参加者に経営やブランド構築のヒントを提供しました。
3. 青年部活動方針発表
沖野勝治氏が青年部の活動方針として以下を発表しました:
- 漬物の日の普及促進
- 地域特産品委員会との連携
- 日本食の普及運動との連携
- 農業の継続と発展への寄与
- 青年部会全国ネットワークの確立と地域間交流の促進
4. 全国青年部料理コンテスト
特別企画として、各地の青年部が漬物を活用した料理を競うレシピコンテストが開催されました。優勝は大阪府漬物事業協同組合青年部の「泉州水なすの串カツ」で、地元の特産品を活かした創意工夫が評価されました。
5. 交流会
交流会では、広島名物のお好み焼きや西条の地酒が振る舞われ、参加者同士が意見を交換し合いました。さらに、広島ドラゴンフライズの専属チアダンスチームによるパフォーマンスが会場を盛り上げました。
大会の成果
第40回全国大会 広島大会は、平和・革新・伝統の3つの視点をテーマに、漬物業界の発展に向けた具体的なアイデアや活動方針を共有する場となった。広島の豊かな食文化と地域の努力を再認識する機会を通じて、漬物文化のさらなる進化が期待された取り組みとなった。
各地域の青年部が連携し、地域特産品を活用した漬物文化の発展について意見交換を行った。
地域の枠を越えたネットワークが形成され、次世代の漬物業界を担う青年部の結束が強化された。
広島を訪れた参加者が地域文化と平和への思いを共有することで、業界全体のビジョンが明確化された。